体臭の原因は食事にあった!体臭をきつくする8種の食べもの

気温が上がり、汗をかく機会が増えると「体臭」が気になるという人も多いのではないでしょうか。
汗腺には2種類あり、ほとんど臭わない汗を分泌地するエクリン腺と、脂っぽい汗を分泌するアポクリン腺があります。脂っぽい汗は細菌が繁殖しやすく、これが体臭の原因となります。
脂っぽい汗をかいてしまう主な原因のひとつに「食事」があります。実は普段の食生活を気をつけるだけでも体臭予防ができるんですね。
自分の体臭がキツイと感じている人は、先ず食べものを見直してみましょう。
この記事でお伝えすること
体臭をきつくする8種の食べもの
肉類
肉類には動物性タンパク質やコレステロールなどの脂質が多く含まれています。これらの成分を取り過ぎると汗腺が刺激され、汗のニオイが強くなります。
また動物性タンパク質が腸内で分解される際、あらゆるニオイ物質を作り出します。特に腸内から血液に流入したアンモニアなどは体臭や口臭の原因になります。
肉類をよく食べる人は、ベジタリアンに比べて体臭がきつい傾向があることからも、肉類は体臭がきつくなる代表な食べ物といえます。
チーズ、牛乳
チーズや牛乳などにも動物性タンパク質が多く含まれているので、摂りすぎると肉類と同様に体臭の原因となってしまいます。また動物性脂質は腸内で腐敗や発酵するため、腐敗臭も体臭の原因となります。
ニンニク
ニンニクに含まれる「アリシン」という成分は、酸素に触れると強いニオイを発します。ニンニクを食べた後に、「口がニンニク臭い」というのは、このアリシンが原因です。
アリシンは体内に取り込まれると全身に行きわたり、肺を通じて排出されると口臭に、汗として排出されると体臭の原因となります。
辛い食べもの
キムチやカレーなどの辛い物を食べると汗腺や皮脂線が刺激され、汗や皮脂の分泌量が増加します。汗や皮脂はニオイのもとになる雑菌を増殖させるので、汗や皮脂の量が増えれば増えるほど体臭はきつくなってしまいます。
揚げ物
揚げ物に使われる油は体内を酸化させ、嫌なニオイを発します。また油っぽい食事は脂質を多く含んでいるため、皮脂の分泌量が増加し体臭の原因となります。
揚げ物に限らず、スナック菓子やカップラーメンなども食べ過ぎには注意が必要です。
アルコール
アルコールは体内で分解されると、「アセトアルデヒド」というニオイ成分に変わります。アセトアルデヒドは血液を通って全身に回り、肺や汗腺からイヤなニオイを発します。
またアルコールを飲んだ後は、口の中が渇き細菌が発生しやすいため、口臭の原因にもなります。
カフェイン
カフェインといえば代表的なのはコーヒーですが、短時間で大量に飲むと腎臓に負担を掛けてしまいます。腎臓に疲れが溜まり機能が低下すると、尿と一緒に排出されるべき老廃物が汗と一緒に排出されてしまい、これが体臭の原因になってしまいます。
カフェインは紅茶、コーラ、チョコレートなどにも含まれています。少しくらいなら問題ありませんが、飲みすぎや食べすぎには注意しましょう。
体臭を消す食べもの
体臭を予防するためには「体臭をきつくする食べもの」を控えることが大切ですが、同時に「体臭を消す食べもの」を積極的に摂取するようにしましょう。こちらで紹介する「体臭を消す食べもの」は代表的なものなのでぜひ覚えておいてください。
レモンや梅干しなどクエン酸を含む食べもの
クエン酸は、汗に含まれるタンパク質を体外に排出する働きがあることから、体臭を消す効果が期待できます。
緑黄色野菜
緑黄色野菜には、体臭の原因となる脂質の酸化を抑制する効果があります。また豊富な食物繊維が腸内環境を整え、便秘対策にもなるので、体臭を抑えるにはおすすめの食材です。
海藻
コンブやワカメ(めかぶ)、モズクなどの褐藻類に含まれている「フコイダン」という成分には、体臭の原因となるアンモニアや硫化水素を便として体外へ排出する作用があります。
オリーブオイル
オリーブオイルに含まれる「オレイン酸」は体臭の原因になる脂質を作りにくい性質があります。またオリーブオイルは熱によって酸化しにくいことからも、体臭の原因を作りにくい油といえます。
ココア
ココアにも食物繊維が豊富で、便通改善やニオイ物質の体外排出効果が期待できます。コーヒーからココアに切り替えるだけでも体臭予防になりますね。
まとめ
体臭をきつくする食べもの、体臭を消す食べものを紹介してみました。ご覧いただければお分かりと思いますが、健康的な食事を心掛ければ自ずと体臭予防になるのです。
肉類、脂っぽい食事はなるべく控え、野菜もバランスよく摂取することが「体臭予防」につながるので、ぜひ普段の食事を見直してみて下さい。
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