タバコがAGAを進行させる?喫煙習慣が招く恐るべき薄毛ストーリー

タバコは髪や頭皮にもよくないとされ、抜け毛の原因のひとつに挙げられているのをご存知でしょうか。
さらに近年、喫煙がAGAを進行させる可能性があるという調査結果が発表され話題になっています。
この記事では喫煙習慣とAGA、薄毛との関係について紹介します。
喫煙がAGAを進行させる研究結果が発表された!
AGA(男性型脱毛症)の原因は「DHT(ジヒドロテストステロン)」という男性ホルモンにあります。DHTの強力な脱毛作用が髪の成長を妨げ、何もしなければどんどん髪が少なくなっていきます。
男性にとって悩ましいこのDHTですが、タバコを吸う人は、吸わない人より13%も分泌量が多いという研究結果がアメリカのハーバード大学より発表されました。
ハーバード大学公衆衛生学部調査報告
・調査対象:1,241人
・調査内容:非喫煙者と喫煙者のホルモン量を比較
・調査結果:喫煙者はDHTの値が13%高かった
AGAの原因であるDHTの分泌量が多いということですから、タバコを吸うだけで薄毛に悩む確率が大幅に上昇してしまうということになりますね。
愛煙家のみなさんには耳の痛い話になりますが、喫煙している人は薄毛に悩む確率が非常に高くなります。今はよくても先々は薄毛に悩むことになるかも知れません。
今まさに薄毛に悩んでいる喫煙者はすぐにでも禁煙した方がよさそうですね。
喫煙習慣が薄毛に繋がる3つの理由
ニコチンの影響で血流が悪くなる
タバコに含まれるニコチンは血管を細くしてしまう作用があります。血管が細くなるということは、髪や頭皮に栄養を運ぶルートが細くなってしまうことになります。髪や頭皮に十分な栄養が届かなければ、太く健康な髪が育つはずありませんよね。
発毛に欠かせないビタミン類を消費してしまう
ビタミン類はタンパク質の吸収をサポートしたり、頭皮環境を改善するなど髪の成長には欠かせない栄養素です。しかし喫煙することでこのビタミン類が大量に消費されてしまい、抜け毛を増やす原因になります。タバコ1箱でビタミンC約500mgも消費してしまうのは有名な話ですね。
AGAの原因であるDHTが増加する
ハーバード大学の調査報告の通り、喫煙者はAGAの原因であるDHT(ジヒドロテストステロン)が増加傾向にあります。AGA治療ではDHTを抑制するためにフィナステリドなどの医薬成分が用いられますが、喫煙はこれに相反する行為といえます。
禁煙で薄毛が解消する可能性
実際に禁煙した場合、2~3週間で髪に変化があらわれるといわれています。抜け毛が減った、髪にツヤが出たなど、人によって変化は様々ですが、禁煙が髪の成長にプラスになるのは間違いないようです。
もしタバコ代を育毛剤にあてたら・・・
タバコ1箱400円として、一日1箱吸ったとすると毎月12,000円の出費になります。愛煙家で薄毛に悩んでいる人はこれを育毛シャンプーや育毛剤にあててみてはどうでしょう。
安価な育毛シャンプーや育毛剤ではあまり効果が期待できないこともあり、薄毛に悩んでいる人は毎月1万円ほどの金額を頭皮ケアにあてていいます。やや高額な感じはしますが、喫煙者なら禁煙することで十分捻出できる金額ですね。
このまま喫煙を続けるか、それとも禁煙するか、まさに運命の分かれ道です。
まとめ
喫煙と薄毛の関係性、さらには喫煙がAGAを進行させるという調査報告について紹介させていただきました。タバコを吸っている人は「ちょっと禁煙してみようかな」という気になりませんでしたか?
喫煙が髪によくないことは確実なので、薄毛はイヤ、これ以上薄毛を進行させたくないと思ったら、一度タバコと距離を取ってみてはいかがでしょうか。