カプサイシン&イソフラボンの発毛効果は本当なのか!

イソフラボンとカプサイシンを同時に摂取すると発毛を促進するという話を聞いたことはありませんか。
豆腐にキムチをのせたり、麻婆豆腐を食べると発毛するというものですが、実際のところ効果はあるのでしょうか。
イソフラボン&カプサイシンの発毛効果とは
イソフラボンとカプサイシンを同時に摂取することで育毛効果が期待できる「IGF-1」という体内物質を増加させます。「IGF-1」は日本語では「インスリン様成長因子」と呼ばれ、育毛促進だけでなくアンチエイジング効果があることも分っています。
「IGF-1」が増加すると高い確率で毛母細胞が活性化し、発毛を促進させるとともに毛髪サイクルを長期化させます。発毛しながら、今ある髪の寿命が伸びるわけですから当然髪は増えていきます。
「IGF-1」の発毛効果は、名古屋市立大学大学院の岡嶋研二教授より実証されており、「カプサイシンとイソフラボンを5カ月間取り続けると、体内で「IGF-1」と呼ばれるタンパク質が増え、髪のもととなる毛母細胞を刺激。薄毛男性の75%に発毛効果がある」と高い確率で発毛することが分っています。
カプサイシン過剰摂取は危険!
「IGF-1」を増加させるための一日の摂取量をカプサイシンが6mg、イソフラボンが75mgとした場合、一味唐辛子2gと豆腐半丁に該当するそうです。豆腐は別にして問題は一味唐辛子2gの方です。一般的な一味唐辛子の小瓶が15gですから、これを一週間ほどで消費する計算になりますね。
「毎日、豆腐に唐辛子をかけて食べ続けているが、発毛を実感できない」という人が実際にいるようですが、カプサイシンの摂取不足が原因の一つではないでしょうか。
カプサイシンの副作用
カプサイシンはもともと植物由来の成分なので安全性は高いとされていますが、過剰摂取には十分注意が必要です。実際に致死量が設けられており、「体重1kgあたり60mg(60kgで3600mg)」を一度に摂取すると命にかかわるとされています。
致死量にいたらなくても、カプサイシンの過剰摂取で下記のような副作用を引き起こす可能性があります。
・胃腸があれる
・腸内環境の乱れ
・肌荒れ
参考記事:ダイエットと美容の効果を高めるBeautyPlusブログ
そもそも研究は不正だった?
前述でも紹介した名古屋市立大学大学院の岡嶋研二教授は、2004年にイソフラボンとカプサイシンで育毛効果があるという研究論文を発表しましたが、2012年3月に同大学より不正が行われていたと発表されています。内容は画像の不正使用やねつ造があったようで、薄毛に悩むひとにとっては少し残念な感じになってしまいました。
参考記事:名古屋市立大学における研究上の不正疑義に係る言問査結果
実際のところ発毛効果はあるの?
研究結果は不正がありましたが、現在もイソフラボンとカプサイシンを同時摂取による発毛の記事が削除されていないことから全く信用できない情報ではないようです。現在はカプサイシンをサプリメントで摂取することもできますし、イソフラボン&カプサイシンで増加する「IGF-1」に基づき薄毛治療を行っているクリニックも多数あります。ただし普段の食事でイソフラボンとカプサイシンを取り続けるのは副作用を考慮しながら実践する必要があります。
イソフラボン・カプサイシンを同時に摂取できる「モサイン(MOSIGN)」
IGF-1を生成する「イソフラボン」と「カプサイシン」をはじめ、多くの発毛成分を配合した「モサイン(MOSIGN)」という育毛サプリが発売されています。このモサインを飲み続けて発毛を実感したというユーザーも数多くいることからもIGF-1の発毛効果が伺えます。
普段の食事でイソフラボンとカプサイシンを摂取するのはたいへんですが、サプリメントなら簡単ですね。
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まとめ
イソフラボンとカプサイシンによる発毛効果について紹介しましたがいかがでしょうか。一説によるとキムチを日常的に食べている韓国人は薄毛に悩む人は少ないそうです。身体に負担が掛からない程度に実践してみてはいかがでしょうか。